2009年04月20日
相澤さん講演会の報告(詳細記載あり)
相澤さんの講演会の様子(約60分)をなるべく正確に文章でおこしてみました。
(当日参加された方などご感想をコメントいただけると幸いです。)
どうぞごらんください。

*サダムフセインは独裁者でも・・・
街中にフセインの写真などが掲示されていて悪口を言ったら捕まるような国。
でも、格差をなくそうとする政策など
(当日参加された方などご感想をコメントいただけると幸いです。)
どうぞごらんください。
*サダムフセインは独裁者でも・・・
街中にフセインの写真などが掲示されていて悪口を言ったら捕まるような国。
でも、格差をなくそうとする政策など
イラクを良くしようということもやっていて、
好きな人も多くいた。
女性の差別もサダム時代の方がまだましだった。
実際、世界にはこういう独裁政権はたくさんある。
国民の半分は、18歳未満で子供たちがあふれていて活気のある国。
しかし、子どもたちは十分な教育を受けられない。
もともと豊かな国だったが経済制裁があり、その影響で薬も輸入できず、
劣化ウランの影響でがんになった子どもの8割は死亡(日本は8割は生存)
経済制裁が原因で、15万人のイラク人が死亡した。
現地の人は「経済制裁から救ってほしかった」と。
現地に行ってみて初めて知った。
マスコミは大々的なニュースは取り上げるけど、じわじわ影響を与える
経済制裁という「大量虐殺」は続いていた。
そんな中でも子どもたちは、希望を語っていた。
日本は戦後60年間で得たものが多かったけど、大事な希望を失っていたのではないか・・・。
現地に行ってともだちができた。
そして、「日本とイラク」という字面だけの関係から、
「僕と君」という、人と人との間の関係(ともだちの関係)に変わった。
*人間の盾(イラク政府が主催)
世界の市民が集まれば、戦争をしかける人の理性に訴える方法。
世界的に影響のある人たちが集まったら、攻撃は始まらないのではないか?
という希望にかけた。
人類史上はじめての成果を出せるのではないか?
と人間の盾に参加した。
結果、戦争を止めることはできなかったが、300名ぐらいが集まり
ライフラインを守るような場所にとどまり被害の縮小を試みた。
*戦争が始まって
医師を手伝うことができないか?と医師に尋ねたら「戦争を止めることが一番の薬」という。
クラスター爆弾という、人を殺さずに負傷させることを目的とした兵器で傷ついた子供も見た。
負傷したイラクの少年は、「ブッシュのテロ」だと怒りを口にする。
戦争中でも子供たちは、生きるために働いている。
アラブの社会はおもてなしの文化がある。
自分は貧しくてもお客に対して最大のおもてなしをする。
戦争の時に心をあたたかくした。
一方、日本には年間33000人の自殺者がいるという問題を抱えている。
イラク人も驚き。日本人は何をしているんだ??
*死・戦争の現実
「人間の盾」が実際に役に立ったかどうか?はわからない。
自分の行動が正当化されるものではないかもしれない。
けど、イラクの人に「一番つらい時に一緒にいてくれてありがとう」と
言われたことは事実。
また、遺体を運ぶ作業ができたことは具体的な成果。
(イラク人ができない運ぶ作業を、日本人ということで米軍の許可を得て運ぶことができた)
報道できない写真・・・匂いも考えるともっとひどい。。
全細胞が拒絶するような匂い。いっしょに運ぶ作業をした仲間も嘔吐しながらの懸命の作業。
でも、すべての遺体を運ぶことはできず、残った遺体は米軍のブルドーザーで片付けられた。
これが、日本も支持しお金も使われたイラク戦争の現実。
数字で報道される以上に背後で広がる世界はひどい。
自分は帰る場所があったから、戦争を見ただけ。
現地の人は、これからも戦争の影響を引きずりながら生きる。
それが戦争の経験。ともだちを通してその「経験」を理解していきたい。
*米兵にも犠牲者
ブッシュに賛成はしていない。仕事のためだ。
というようなことを言う米兵もいた。
貧しい家庭の子供たちがリクルートされて、米兵となっているのがほとんど。
あどけない面影の青年が、米兵として戦場にいた。
*そんな状況でも愛し合う人
「人間の盾」の活動中に、恋をしたイラク人男性のラブレターの通訳を
依頼されて作成した。その後2人は結婚することに。
その二人が契機となり、のちにNGOピースオンが。
*イラクの文化の紹介
子どもたちにイラクの絵をかかせると必ず、ナツメヤシが入っている。
(ナツメヤシはオタフクソースの原料となっている)
葉っぱはうちわとして使われたりする。
→4月22日、水曜に販売します!
イラクはメソポタミア文明の発祥地でもあり、遺産だけでも
観光都市として十分やっていけるほどの文化を持っている。
ということで、ピースオンではイラクの素晴らしい文化を紹介している。
*世界を動かす力は、、、「お金」
1年間で約100兆円の軍事費が使われている。
ほとんどが税金だが、税金をねん出しているのは国民ひとりひとり。
1人の力っていうのが、かならず世界を変えていく方向に流れを持っていける。
もっと世界を直接知って、ともだちのともだちでもいいから、
国際問題という言葉から離れて、ともだちの問題に置き換えていけると
より良い世界に近づいて行く。
<質疑応答>
・自分の命を脅かしてまで、外国のために行動したのですか?
最初は自分もただ知りたいっていう動機だけだった。けど、向こうに行って
「僕と君」の関係になってほっとけなくなった。
世界が抱える問題に根源となっている”無関心”を取っ払うためには、直接行くこと、ともだちを作ること。
だと自分では思った。
・悪い連鎖を止めるためにはどうすれば?学生としてできることは?
悪い連鎖と対峙する良い連鎖もある。そのバランスを良くすることはできる。
悪いところだけを見るだけではなく、全体をみて、良い連鎖に繋がるような
行動を取れればよい。
個人個人の特技・視点を活かした良い連鎖への関わり方を学生時代に見つけてほしい。
・お金の流れについて「銀行預金」に問題があると思うんですが、
そのへんを詳しくお聞かせください?
アメリカは借金大国。アメリカの国債を利用して、日本の主要銀行はお金を運営している。
お金をどこに預けるかでも世界が変わってしまう。
この点について勉強したい方は
A SEED JAPAN とか 未来バンク とかの団体が動き出しているので、
ぜひ調べてみてください。
cf) A SEED JAPAN
http://www.aseed.org/
未来バンク
http://www.geocities.jp/mirai_bank/
好きな人も多くいた。
女性の差別もサダム時代の方がまだましだった。
実際、世界にはこういう独裁政権はたくさんある。
国民の半分は、18歳未満で子供たちがあふれていて活気のある国。
しかし、子どもたちは十分な教育を受けられない。
もともと豊かな国だったが経済制裁があり、その影響で薬も輸入できず、
劣化ウランの影響でがんになった子どもの8割は死亡(日本は8割は生存)
経済制裁が原因で、15万人のイラク人が死亡した。
現地の人は「経済制裁から救ってほしかった」と。
現地に行ってみて初めて知った。
マスコミは大々的なニュースは取り上げるけど、じわじわ影響を与える
経済制裁という「大量虐殺」は続いていた。
そんな中でも子どもたちは、希望を語っていた。
日本は戦後60年間で得たものが多かったけど、大事な希望を失っていたのではないか・・・。
現地に行ってともだちができた。
そして、「日本とイラク」という字面だけの関係から、
「僕と君」という、人と人との間の関係(ともだちの関係)に変わった。
*人間の盾(イラク政府が主催)
世界の市民が集まれば、戦争をしかける人の理性に訴える方法。
世界的に影響のある人たちが集まったら、攻撃は始まらないのではないか?
という希望にかけた。
人類史上はじめての成果を出せるのではないか?
と人間の盾に参加した。
結果、戦争を止めることはできなかったが、300名ぐらいが集まり
ライフラインを守るような場所にとどまり被害の縮小を試みた。
*戦争が始まって
医師を手伝うことができないか?と医師に尋ねたら「戦争を止めることが一番の薬」という。
クラスター爆弾という、人を殺さずに負傷させることを目的とした兵器で傷ついた子供も見た。
負傷したイラクの少年は、「ブッシュのテロ」だと怒りを口にする。
戦争中でも子供たちは、生きるために働いている。
アラブの社会はおもてなしの文化がある。
自分は貧しくてもお客に対して最大のおもてなしをする。
戦争の時に心をあたたかくした。
一方、日本には年間33000人の自殺者がいるという問題を抱えている。
イラク人も驚き。日本人は何をしているんだ??
*死・戦争の現実
「人間の盾」が実際に役に立ったかどうか?はわからない。
自分の行動が正当化されるものではないかもしれない。
けど、イラクの人に「一番つらい時に一緒にいてくれてありがとう」と
言われたことは事実。
また、遺体を運ぶ作業ができたことは具体的な成果。
(イラク人ができない運ぶ作業を、日本人ということで米軍の許可を得て運ぶことができた)
報道できない写真・・・匂いも考えるともっとひどい。。
全細胞が拒絶するような匂い。いっしょに運ぶ作業をした仲間も嘔吐しながらの懸命の作業。
でも、すべての遺体を運ぶことはできず、残った遺体は米軍のブルドーザーで片付けられた。
これが、日本も支持しお金も使われたイラク戦争の現実。
数字で報道される以上に背後で広がる世界はひどい。
自分は帰る場所があったから、戦争を見ただけ。
現地の人は、これからも戦争の影響を引きずりながら生きる。
それが戦争の経験。ともだちを通してその「経験」を理解していきたい。
*米兵にも犠牲者
ブッシュに賛成はしていない。仕事のためだ。
というようなことを言う米兵もいた。
貧しい家庭の子供たちがリクルートされて、米兵となっているのがほとんど。
あどけない面影の青年が、米兵として戦場にいた。
*そんな状況でも愛し合う人
「人間の盾」の活動中に、恋をしたイラク人男性のラブレターの通訳を
依頼されて作成した。その後2人は結婚することに。
その二人が契機となり、のちにNGOピースオンが。
*イラクの文化の紹介
子どもたちにイラクの絵をかかせると必ず、ナツメヤシが入っている。
(ナツメヤシはオタフクソースの原料となっている)
葉っぱはうちわとして使われたりする。
→4月22日、水曜に販売します!
イラクはメソポタミア文明の発祥地でもあり、遺産だけでも
観光都市として十分やっていけるほどの文化を持っている。
ということで、ピースオンではイラクの素晴らしい文化を紹介している。
*世界を動かす力は、、、「お金」
1年間で約100兆円の軍事費が使われている。
ほとんどが税金だが、税金をねん出しているのは国民ひとりひとり。
1人の力っていうのが、かならず世界を変えていく方向に流れを持っていける。
もっと世界を直接知って、ともだちのともだちでもいいから、
国際問題という言葉から離れて、ともだちの問題に置き換えていけると
より良い世界に近づいて行く。
<質疑応答>
・自分の命を脅かしてまで、外国のために行動したのですか?
最初は自分もただ知りたいっていう動機だけだった。けど、向こうに行って
「僕と君」の関係になってほっとけなくなった。
世界が抱える問題に根源となっている”無関心”を取っ払うためには、直接行くこと、ともだちを作ること。
だと自分では思った。
・悪い連鎖を止めるためにはどうすれば?学生としてできることは?
悪い連鎖と対峙する良い連鎖もある。そのバランスを良くすることはできる。
悪いところだけを見るだけではなく、全体をみて、良い連鎖に繋がるような
行動を取れればよい。
個人個人の特技・視点を活かした良い連鎖への関わり方を学生時代に見つけてほしい。
・お金の流れについて「銀行預金」に問題があると思うんですが、
そのへんを詳しくお聞かせください?
アメリカは借金大国。アメリカの国債を利用して、日本の主要銀行はお金を運営している。
お金をどこに預けるかでも世界が変わってしまう。
この点について勉強したい方は
A SEED JAPAN とか 未来バンク とかの団体が動き出しているので、
ぜひ調べてみてください。
cf) A SEED JAPAN
http://www.aseed.org/
未来バンク
http://www.geocities.jp/mirai_bank/
2011年 国際系サークル説明会
入学おめでとう!
ベスト予言賞!表彰者との写真撮影!
明日は第2回国際系サークル説明会
トモダチのトモダチへ送る5169円
いよいよ明日、第1回国際系サークル説明会!
入学おめでとう!
ベスト予言賞!表彰者との写真撮影!
明日は第2回国際系サークル説明会
トモダチのトモダチへ送る5169円
いよいよ明日、第1回国際系サークル説明会!
Posted by international298 at 17:10│Comments(0)
│本番